パンデミック下にあるフィリピンの物価について

フィリピン

フィリピンの物価に関して安いイメージがあるかと思いますが、

今回は、フィリピンの物価について徹底解説していきます!

 

はじめに、フィリピンの通貨は「ペソ」で「PHP」と表記されます。

フィリピンの物価は日本の1/3~1/2ですので、日本円への換算も簡単にできます。

しかし、地域やものによっては、日本の物価とあまり変わらないものもあります。

今回は、そちらも紹介していこうと思います。

2021年3月8日現在、1PHP=2.23円。1PHP2.2円換算しています。

目次

食品に関する物価

はじめに、フィリピンの食べ物と言われると何を思い浮かべますか?

おそらく、多くの方は、バナナが思い浮かんだのではないでしょうか?

 

日本のスーパーに並べられるバナナはほとんどがフィリピン産で、8割を占めているのです。

では、フィリピンでは、バナナはいくらで売られているのでしょうか。

フィリピンの都市部であるマカティのスーパーを覗いてみました。

フィリピンのスーパーの様子

現在、フィリピンでは、1kg・約100PHPで売られており、日本円で、約220円ということです。

スーパーや市場へ行くと、量り売りが基本です。

バナナ1本が150g程なので、日本の1パック5本入りとすると、180円ということになります。

うーん、こう考えると日本とあまり変わらないかも。

その他の食品も見てみましょう。

食費 ペソ 日本円換算
水(500ml) 15PHP 33円
卵(12個入り) 100PHP 220円
牛乳(1L) 80PHP 176円
ビール 35PHP 77円
ヨーグルト(90g) 35PHP 77円
コーンフレーク 198PHP 435.6円
オリーブオイル (500ml) 327PHP 719.4円
パイナップル 65PHP 143円
白菜 112PHP 246.4円
-1kgあたりー
60PHP 132円
豚肉 380PHP 836円
かぼちゃ 73PHP 160.6円
たまねぎ 89PHP 195.8円

 

ローカルな市場には新鮮な野菜がたくさん!

フィリピンは、農産物などの第一次産業が弱く、

店頭には輸入品が多くならべられています。

地域で生産されたものは安いですが、輸入品はやはり高いですね。

また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、食品の価格は全体的に高騰しています。

パンデミック以前では、市場とモール内のマーケットとでは、特に野菜などに関しては、値段に差がみられましたが、現在は、あまり変わりません。

外食に関する物価

外食費 ペソ 日本円換算
スターバックス 150PHP~ 330円
マクドナルド        チーズバーガー単品 61PHP 134.2円
ローカルレストラン(1食平均) 100PHP~ 220円
屋台(1食平均) 60PHP 132円
フードデリバリー(配送料) 39PHP~ 85.8円
宅配便 40PHP~ 88円

 

デリバリーに関して、日本では、Uber eatsが有名ですよね。

フィリピンはFood PandaやGrabが広く利用されています。

配送料もそこまで高くありません。また、パンデミック以前から、デリバリーを利用する方が多く、お店も充実しています。

日用品の物価

日用品費 ペソ 日本円換算
ワンピース 100PHP~ 220円
Tシャツ 60PHP~ 132円
シャンプー 150PHP~ 330円
トイレットペーパー 100PHP~ 220円

日用品の値段を調べる際にフィリピンの有名なLAZADAという通販サイトを使いました!

https://www.lazada.com.ph/

見てみると、輸入先によっては高いものもありますが、特に、服やカバン、靴などの衣服に関しては、さらに探してみると、びっくりするほど値段が安いものもありますよ。

また、フィリピンには、ダイソーもあることは知っていましたか?

フィリピンのダイソーは、88PHPで、日本円にして約193.6円円です。

100円均一なのに、日本より高いなんて、びっくりですよね!?

電化製品の物価

家電製品 ペソ 日本円換算
エアコン 20,000PHP~ 44,000円
冷蔵庫 10,000PHP~ 22,000円
扇風機 1,000PHP~ 2,200円

電化製品は、先程の”LAZADA”と同じくらい有名な”Shopee”で調べてみました。

https://shopee.ph/

家電製品に関しては、日本とさほど変わりません。

もちろん、フィリピンで生産された製品は安いですが、ほとんどが輸入された製品になるので、ものによっては、日本で購入した方が安い場合もあります。

交通費

交通費 ペソ 日本円換算
トライシクル 50PHP~ 110円
タクシー(初乗り) 40PHP~ 88円
Grab 80PHP~ 176円
電車・バス 20PHP~ 44円
ジプニー 10PHP~ 22円

トライスクルは、一度に3人ほどを乗せることができ、知らない人と同席することで、一人当たりにかかる費用が抑えられていました。

しかし、現在は、感染防止のため、家族のみでの乗車に限定されています。

そのため、1回の乗車賃をみんなで割ることができず、一人当たり費用が高くなってしまっているという状況です。

また、地域によっては、1kmあたりの乗車料金が都市部よりも高くなっているところもあるみたいです。あらかじめ、確認しておくと良いかもしれませんね。

フィリピンの電車に関しては、日本と違い、時刻表というものがありません。

また、路線が少ないうえに、いつ来るのかも分からないので、急ぎの用事や大事な予定がある場合は、電車以外の利用をおすすめします。

不動産の物価

フィリピンの賃貸価格は、都会と田舎では大きく差があります。

賃貸平均 ペソ 日本円換算
マカティ都市部(1K) 25,000PHP 55,000円
田舎 地方都市部 4,000PHP 8,800円

フィリピンは、物価が安いイメージがありますが、賃貸に関しては、都市部や観光地だと日本とあまり変わりません。

むしろ、日本の田舎の物件方が安い場合もあります。

また、フィリピンの賃貸の特徴として、特に都市部では、家具・家電付きの物件が多くみられます。

逆に、田舎の地方の物件は平屋が多く、家具・家電がつかない物件が多いです。

まとめ

結論から言うと、フィリピンの物価について、安いものもあれば、日本とあまり変わらないものもあるということです。

また、地域によっての格差が大きく、特に、都市部や観光地は物価が高い傾向にあります。最近では、新型コロナウイルスの流行によって、地方でも物価の高騰がみられています。

新型コロナウイルスの脅威がフィリピンの経済にも大きく影響しているということです。

さて、そのような状況下のフィリピンの物価について知っていただけたでしょうか?

フィリピンのGDP(国内総生産)の向上に伴い、昔と比べると、フィリピンの物価は思っているよりも高くなっています。

現在のフィリピン経済は、高度経済成長期の日本と似ていると言われています。今後の、フィリピンのさらなる発展が楽しみですね。

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